お久しぶりです
今回は普段あまり使わない Ubuntu で Samba + OpenVPN の環境を構築してみたので、それの備忘録となります
※サーバー1台にすべて突っ込んでます
※Smab構築編とOpenVPN構築編に分けています
なお、基本的には Samba 単体で共有ファイルとしては機能しますが、どうやらルーターによっては、WAN向けのアウトバウンド通信で Samba の445番ポートを制限してることがあるみたいです
なので、今回のように クライアントからまずは OpenVPN へ接続し、OpenVPN からプライベートIPアドレスでSamba に接続するようにしてみました
▼接続の流れ
クライアント > OpenVPN > Samba
▼要件
プラットフォーム:AWS
OS:24.04.2 LTS
共有フォルダ:/share
▼手順
1. 基本パッケージのアップデート
apt update -y
2. 共有ディレクトの作成
mkdir /share
3. 共有ディレクトの権限変更
chmod 775 /share
4. samba のインストール
apt install samba
→エラーが出なければOK
5. confファイルの編集
・バックアップ取得
cp -ip /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf_org
・編集(※共有ディレクトへアクセスするための最低限の設定のみ入れてます)
vi /etc/samba/smb.conf
[share] path = /share browsable = yes writable = yes guest ok = yes read only = no
・構文チェック
testparm
→ Loaded services file OK が出ればOK
6. サービス再起動
systemctl restart smbd
7. samba用ユーザーの作成
※事前にUbuntu上で同一名のOSユーザーを作成しておいてください
smbpasswd -a [ユーザ名]
→パスワードを2度入力し、Added user [ユーザ名] が表示されればOK
8. 接続確認(可能であれば)
エクスプローラー > PC > 右クリック> ネットワークドライブの割り当て > 空いているドライブ名を選択 > \\[サーバーのGIP]\Share
→sambaのユーザー認証情報を入力し、Ubuntuの /share 配下が表示されていることを確認する
こちらがOpenVPN構築編になるので、よろしければお読みください