こんにちは、下記記事の続編となります
【備忘録】Ubuntu 24.04 でSamba+OpenVPNを構築してみる (Samba構築編)
それでは、さっそく OpenVPN を構築していきましょう!
▼手順
1. スクリプトのダウンロードと実行
・ダウンロード
wget https://raw.githubusercontent.com/Nyr/openvpn-install/master/openvpn-install.sh
・権限付与
chmod +x openvpn-install.sh
・実行
sudo ./openvpn-install.sh
→対話形式でいろいろと聞かれますが基本的にはデフォルトでOKで、Finished!が出ればインストール完了です
※注意点
実行したタイミングで自動的にクライアントファイル(.ovpn)、秘密鍵など必要なものすべて自動で作成されるので、取り扱いには注意してください
2. クライアントファイル(.ovpn)をローカルに持ってくる
色々とやり方はあると思いますが、今回は検証なので中身をコピーして、ローカルに持ってきます(基本的にはscpなどを使ってください)
cat /root/client.ovpn
3. ポートの起動確認
netstat -lnup
→下記のようにudpで1194ポートが起動していることを確認
udp 0 0 10.0.10.132:1194 0.0.0.0:* 3986/openvpn
4. ファイアウォール(セキュリティグループ)で1194番ポートの開放
今回はAWS環境であり、なおかつ 内部の ufw は利用していないので、セキュリティグループ側で1194番ポートを開放する
5. OpenVPNへの接続確認
・OpenVPN GUI をインストールする
・ローカルに持ってきた クライアントファイル(.ovpn)をダブルクリックし、インポートする
・タスクバー右下のトレイ画面からOpenVPN GUI をクリックし、接続する
→完了すると接続済みのように表示される
5. プライベートIPアドレスでsambaへ接続する
エクスプローラー > PC > 右クリック> ネットワークドライブの割り当て > 空いているドライブ名を選択 > \\[サーバーのプライベートIPアドレス]\Share
→sambaのユーザー認証情報を入力し、Ubuntuの /share 配下が表示されていることを確認する
▼まとめ
いかがでしたでしょうか
SambaもOpenVPNも今はあまり使わないかもしれないですが、実際に構築してみて色々と学ぶことができました
特に、OpenVPNは自分でこんなに簡単にVPNが作成できるのかと驚いたので、今後もいろいろと遊んでみようかなと思います!
